明日から、旦那の妹とおばあちゃんと一緒に、
常陸太田市のY川温泉に行ってきます^^
旦那のおばあちゃんなのでもう95歳です。
まだひとりで歩けますし、
食欲もあり、洗濯物を畳んだりと
健康で何よりなのですが・・・
同級生なども次々に亡くなり、
家庭内でも大事にされてはいるけれど、
自分の仕事もなく、寂しそうです。
昔の人なので「趣味」なんてものはなく、
娘と孫の奥さんが家事をこなしているので
猫の世話くらいしかやることはありません。
そんなおばあちゃんを見ていて思うこと・・・
世の中では「憧れのアーリーリタイヤ」
なんてことも言われますけれど、
いくらお金があって自由な毎日でも、
やりがいのある仕事がなければ、
人生つまんないですよ。
私もかなり好きなことやってますが、
いくらお金を稼げるようになったとしても、
死ぬまで仕事はしていたいですね。
まぁ、そんな感じで、
「お盆かお正月にはお迎えが来る・・・」
なんて縁起でもないことをつぶやいているおばあちゃんに、
少しでも楽しんでもらいたいと思って
温泉旅行を企画しました。
で、その常陸太田市のY川温泉ですが、
大きなホテルが立ち並ぶ温泉街などとは違って、
山の裾野に3軒の温泉宿が
ひっそりと佇んでいる感じです。
本当に何もない場所ですが、
こういう場所の方がのんびりできる~というのも
私が年取って来た証拠かもしれません。
旅に出たら、新しいもの、珍しいものをたくさん見たい!
という好奇心旺盛な若者にはあまり向かない場所です。
と、いきなりババくさい出だしになりましたが、
実はこういったひなびた温泉にも、
ビジネスヒントが隠されています ( *`ω´)キリッ
「ミネコさんも年だなぁ~」などとバカにせず
心してお読みくださいね。
でわ、Y川温泉にある三軒の温泉宿を簡単に紹介しましょう。
一軒目の宿は茅葺き農家のような外観のT旅館。
60前後の女将が一人で運営している
時が止まったような宿です。
こちらには私、泊まったことがありません。
理由は、楽天トラベルで申し込めないことと
ネット環境が心配なので・・・( ̄▽ ̄;)
二軒目は、創業200年のN旅館。
鉄骨2階建てで、エレベータもあり、
売店・カラオケ・ダンスホールといった設備も充実。
部屋にトイレ有り。
基本家族で経営していますが、
従業員も雇って、立派な送迎バスも運行し、
近辺では大規模運営といっていいでしょう。
三軒目は、創業300年のY旅館。
木造2階建て、エレベータはなし。
ちいさな売店コーナーがあるのみで、
カラオケルームなどの設備もありません。
部屋にトイレなし。
家族経営で、おもに女将と若女将が
もてなしてくれます。
私は、一軒目の茅葺き以外の、
二軒目と三軒目の宿には泊まったことがある
かなりのY温泉フリーク^^
じゃ、今度はどこに泊まるかというと、
三軒目の創業300年のY旅館。
実は、宿泊料金は、二軒目のN旅館の方が安いのです。
しかも、90過ぎのおばあちゃんには、
部屋トイレ付きでエレベータ付きのN旅館の方が
ふさわしいように思えるかもしれません。
ではなぜ、あえて、
宿泊費が高く、部屋にトイレもない
Y旅館を選択したのか?
その理由は「料理」と「人」。
料理に関しては個人の好き好きもありますが
私の経験ではこじんまりした旅館の方が
神経が行き届いているように思いますね。
大規模経営で従業員雇って・・・って
ビジネス的には自然な流れでしょうが、
パートの中居さんが案内してくれるのと
馴染みの若女将が「前回と同じお部屋ですよ」って
温まったお部屋に案内してくれるのって
全然嬉しさが違います。
だから、ちょっと高くて、
多少不便なところがあったとしても、
Y旅館に行ってしまうのです。
で、何が言いたいかというと・・・
ネットビジネスも同じですよ、ということです。
お高いテンプレートや手の込んだデザインのブログで、
さまざまな商材の詳細なレビューがあるから売れる、
というわけではない。
まぁ、私もテンプレートは好きなので、
いろいろ持っていますし、
気が向くとメインブログのテンプレを変えたりしていますけれどね。
それが「決め手」ではない、ということです。
アフィリバナーやリンクがたくさんあるから売れるわけではない。
やはり、運営している人の人間性とか、
そこまで大げさなものでなくても、その人の考え方に対する共感とか
そういったことがあるから、
なにか新商品が発売された時に、お客さんは、
単にゴリ推ししてくるアフィリエイターではなく、
日頃助けてくれたり、役に立つ記事を書いてくれたりする
あ・な・た、から商品を購入してくれる。
そういうものでしょう。
と、いうわけで、
「なんで自分のブログやメルマガから、 物が売れないのかなぁ・・・」
と頭を抱えている場合は、
SEOやら、SNSからの集客に取り組むだけでなく、
自分の媒体が、お客さんにとって共感を持てるようなものなのか
ちょっと考えてみてください。
ではまた。